「これってストーカーかもしれない…」
そう感じても、“まだ大丈夫”と我慢してしまう人は少なくありません。
ですが、ストーカー被害は、早く動いた人ほど守られやすい問題です。
逆に、「そのうち終わるだろう」と放置すると、行動がエスカレートすることもあります。
警察庁も、些細だと思わず早めに相談することを案内しています。
緊急なら110番、緊急でない相談は#9110が基本です。
ストーカー被害はどこから危険?
ストーカーというと「後をつける行為」だけを想像しがちですが、実際はもっと広いです。
たとえば次のような行為は、相談すべき対象になり得ます。
- 家や職場で待ち伏せされる
- 拒否しているのに何度もLINEやDMが来る
- SNSで監視されているような投稿をされる
- 「今どこ?」など不気味な連絡が来る
- GPSや紛失防止タグで位置を追われる
- 勤務先や家族に接触される
つまり今のストーカー被害は、
「会いに来る」だけでなく、SNSや位置情報まで含めて考える必要があるということです。
ストーカー被害にあったら最初にやるべき5つ
まず結論です。
やるべきことはこの5つです。
| やること | 内容 |
|---|---|
| ① 証拠を残す | スクショ、着信履歴、写真、日時メモ |
| ② 警察に相談する | 緊急なら110、相談は#9110 |
| ③ 周囲に共有する | 家族・友人・職場・学校に伝える |
| ④ 生活を守る | SNS設定や帰宅ルートを見直す |
| ⑤ 必要なら避難する | 一時避難や法律相談も検討する |
この順番で動くと、かなり現実的です。
① 証拠を残す
まず大事なのは、被害を記録することです。
残すべきものは次の通りです。
- LINE、DM、メールのスクショ
- 着信履歴
- 留守電
- 手紙、荷物、プレゼント
- 待ち伏せされた日時や場所のメモ
- 写真や動画
- GPSタグなど不審物の写真
ポイントは、「小さくても全部残す」ことです。
1回1回は弱く見えても、積み重なると大きな証拠になります。
「これくらい残して意味あるの?」と思っていませんか?
実は、その違和感の記録こそ後で重要になります。
② 警察に相談する
「まだ事件じゃないから…」と迷う人もいます。
でも、事件になる前に相談することが大事です。
110番すべきとき
- 家の前に相手がいる
- 今つきまとわれている
- 脅されている
- 押しかけられている
#9110を使うとき
- 連絡が止まらない
- 待ち伏せされる
- SNSで追われている感じがする
- どう相談していいか分からない
警察庁は、#9110を緊急ではない相談窓口として案内しています。
③ 周囲に必ず共有する
ストーカー被害で危険なのは、
「恥ずかしい」「迷惑をかけたくない」と誰にも言わないことです。
最低でも次の人には伝えてください。
- 家族
- 信頼できる友人
- 職場の上司・同僚
- 学校の先生や担当者
一人で抱えるほど危ないです。
周囲を巻き込んで守ることが正解です。
もし今、何かあったときに事情を知っている人が一人もいないなら、
まず一人にだけでも共有してください。
④ SNS・生活を守る
近年は、“デジタル型ストーカー”も増えています。
すぐ見直したいポイントは次の通りです。
- SNSの公開範囲を見直す
- 位置情報共有をオフにする
- パスワードを変更する
- 一人行動や固定ルートを減らす
- 防犯ブザーを持つ
- インターホンにすぐ出ない
「ただの日常投稿だから大丈夫」と思っていませんか?
でも写真1枚から、生活パターンや勤務先が読まれることもあります。
⑤ 必要なら避難・法律相談を使う
危険度が高い場合、避難は大げさではなく正解です。
また、法テラスでは、ストーカー被害を含む法律相談援助を案内しています。
犯罪被害者支援ダイヤル 0120-079714で相談できます。
相談できる内容は、たとえば次の通りです。
- 弁護士に相談すべきか
- 相手からの接触への対応
- 投稿削除や損害賠償
- 住所や生活を守る方法
つまり、警察+法律の両方で守りを固めることができます。
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ストーカー被害でやってはいけないこと
ここはかなり重要です。
次の行動は、被害を悪化させる可能性があります。
- 二人きりで会って話し合う
- 「これで最後にして」と直接会いに行く
- 感情的に挑発する
- 証拠を消す
- 誰にも言わない
- 引っ越し先や新しい職場を教える
一番危険なのは、
「一度ちゃんと話せば分かってくれるはず」という考えです。
それで止まる相手なら、そもそもここまで来ていないことが多いです。
まとめ「まだ大丈夫」が一番危ない
ストーカー被害にあったときに必要なのは、
我慢でも根性でもなく、早い行動です。
改めて大事な流れをまとめると、
- 証拠を残す
- 警察に相談する
- 周囲に共有する
- 生活を守る
- 必要なら避難・法律相談を使う
この5つです。
“今の違和感”を軽く見ないこと。
それが、自分を守る第一歩になります。
FAQ|よくある質問
Q1. 証拠が少なくても警察に相談していい?
はい、大丈夫です。
相談してから記録を増やしていく形でも問題ありません。
Q2. LINEやSNSだけでもストーカーになる?
なり得ます。
つきまといだけでなく、SNSや位置情報の追跡も相談対象になり得ます。
Q3. お金がなくても弁護士相談できる?
条件によっては可能です。
法テラスで相談制度があります。

